浪人時代
4月
予備校のクラスメイトAさん:うちのおばあちゃんが趣味で株をやっていてね、儲かっているからそれをいくらか崩して予備校の授業料にしたんだよ。
6月頃
Aさん:ねえねえ、不動産屋の広告をみたら、うちの近くの土地(隣県の植民地と言われている東京都内)、坪単価70万で売っているのよ。ってことは、ごにょごにょ(詳しいことは忘れました)で、坪100万くらいするってことよね。ねえ、○○で坪100万なんて考えられる?
私:えーーー、そんなに値段が高いの~!(超驚)そしたら、隣県である我が家周辺の土地も、すごく高いのでは~。
ええ、浪人生が不動産価格を気にする時代。それはバブル花◎成長中。
8月
高校時代の友人に会う。
私:友達の家が株で儲かっていて、その儲かっているうちから予備校の授業料にしたらしいんだよ。
友人B:厳密に言うとね、株は売らないと儲けが分からないんだよ。持っているだけでは儲かっているとは言えないんだよ。
私:???
含み益と利益確定決済の違いが分からなかったあの頃。。。遠い目。。。
10月
ニュースを聞いていたら、ブラックマンデーとか言っていて、株が大暴落したらしい。株を持っていないせいかよく分からないが、世界が大変なことになっているらしい。自分には何も起きず、なんの変化もなく毎日が続いていく。
この年は、茨城県沖で地震がしょっちゅう起きた。地質学科志望としては、揺れの方向と揺れの大きさから、震央と震度をあてる練習をしていた。当然、自習室には地質学科志望以外の人が大勢いるため、揺れても平然として震央と震度の判定をしている人間は不気味に映ったらしい。
予備校のクラスメイトCさん:○○さんが自習室で勉強していたら地震があって、みんなが動揺しているところに、揺れがあっちだからとか震度がどうとか言っている人たちがいて、そっちの方が怖かったって言っていた。
予備校の校舎として2つのビルがあった。どう考えても手抜き突貫工事で建てたとしか思えない方の校舎の壁に亀裂が入る。工務店(?)の技術者が来て被害状況確認。後日、あまりにもひび割れたところは詰め物をしていたが、他はペンキを塗っていた。